宮城県で求人に困っている中堅企業の社長へ

こんにちは、鈴木貴之です。

私は、中堅企業の採用支援をしています。

最近、中堅企業の社長さんから、こんな相談をよく受けます。

「採用に困っている。優秀な人材が入社するんだけど、結局辞退しちゃう。どうしたらいい？」

その原因は、意外なものでした。

それは、「給与制度」です。

どちらの会社に入りたいか？

それをお伝えする前に、ちょっと想像してみてください。

あなたが求職者だとして、次のどちらの会社に入社したいでしょうか？

—————–
A社
「ウチでは未経験の場合、5等級からスタートします。
5等級の役割はこのようになっていて、
この時の範囲給与は◯円から◯円です。

等級ごとに期待することが決まっており、
期待することをクリアして成果を出せば、
一個上に昇格し、給料は◯万円くらい昇給します。

30代では、〇〇万円くらいの給与になる方が多く、
40代では、〇〇万円くらいになる人が多いです。

年齢で給与が決まっているわけではなく、
出来る技術や出した成果に対しての給与を支払います。
また、半年に1度、業績に応じてボーナスを支給しています」

B社
「未経験なら、初任給は◯万円で、
仕事を覚えるところからです。
一応、頑張ったら頑張っただけちゃんと給与は上げていきます。
どれくらい上がるか？に関しては、入ってからわかります。」
—————–

さて、どうでしょうか？

どちらも給与の話をしているのですが、どちらも同じ仕事内容で、どちらも似た会社、どちらも出来ることが同じであれば、どっちの会社に入社したいと思うでしょうか？

ほとんどの求職者はAの会社を選びます。
B社の方が、収入が多くもらえたとしてもです。

なぜでしょうか？

それは、A社の方が仕事を始めた後の自分の将来をイメージできるからです。

「給与制度？」

そう思われるかもしれません。

でも、給与制度は、採用を左右する重要な要素なのです。

給与制度が明確な会社は、採用に有利

求職者は、将来の収入やキャリアアップをイメージできる会社に入社したいと考えています。

給与制度が明確な会社であれば、求職者は自分の将来をイメージしやすくなり、安心して入社を検討することができます。

また、人材紹介会社も、給与制度を明確にしている会社を、優先的に紹介する傾向があります。

つまり、給与制度が明確な会社は、採用に有利なのです。

給与制度を明確にするメリット

給与制度を明確にするメリットは、大きく分けて以下の2つです。

求職者の不安を払拭する
採用の成功率を高める
求職者の不安を払拭する

給与制度が明確であれば、求職者は自分の将来をイメージしやすくなります。

例えば、等級制度や昇格基準が明確になっていれば、求職者は自分の将来の収入をある程度予測することができます。

また、ボーナスや賞与などの支給制度も明確になっていれば、求職者は将来の収入に対する不安を払拭することができます。

採用の成功率を高める

給与制度が明確であれば、人材紹介会社も採用を推奨しやすくなります。

人材紹介会社は、求職者にできるだけ良い条件の会社を紹介したいと思っています。

給与制度が明確な会社であれば、人材紹介会社も説得材料として、給与制度をアピールすることができます。

給与制度を作る際には、以下の点に注意しましょう。

給与制度は、客観的な基準に基づいて設定する必要があります。

例えば、経験やスキル、成果など、求職者の能力や貢献度を評価できる基準を設定しましょう。

透明性を確保する

給与制度は、透明性を確保する必要があります。

給与制度は、求職者が納得できるものである必要があります。

そのため、給与制度は、求職者に公開し、その内容を理解できるようにしましょう。

定期的に見直す

給与制度は、定期的に見直す必要があります。

社会情勢や企業の業績など、状況の変化に合わせて、給与制度を適宜見直しましょう。

まとめ

求人に困っている中堅企業の社長さん。

給与制度を明確にすることで、採用の成功率を高めることができます。

ぜひ、自社の給与制度の見直しを検討してみてください。

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