こんにちは。鈴木貴之です。
この記事では美容室を1人で経営しているオーナーさんがオフラインだけで月商100万円を達成する戦略と行動についてお伝えしていきます。
この記事を読むことで、1人美容室のオーナーが自分一人だけでいかにして月商100万円を達成していけばいいのかが分かるようになります。
1人美容室で月商100万を達成するためにやることは3つ
1人美容室で月商100万円を達成するには、ビジネスの原理原則とも言えるべきなのは、アメリカNo.1のコンサルタントJay Abraham氏が提唱している『売上の公式』を理解することが重要です。
売上の公式とは、下記の計算式となります。
①顧客数 x ②単価 x ③来店頻度 = 売上
これは美容室も一緒です。
「売上を向上させよう」と思った時に取る施策は必ずこの①②③のどれかとなります。
それはオンラインでもオフラインでも一緒です。
よって、「1人美容室をで月商100万円を達成するオフライン戦略」を考えていこうと思った時に、この公式に当てはめて考えていくことが必要だということです。
1つ1つの項目には複数の打ち手がありますが、この記事では最も基礎的、でも効果が高いもの3つだけに絞ってお話していきます。
つまり、この3つを取り入れるだけで目的を達成できるようになる、というもの3つです。
その3つとは下記のものとなります。
①単価1万円でも1万枚撒いて月50人集客できるチラシ
②3ヶ月以内に3回のリピートを促すDM
③4か月目以降に忘れられないようにする為のニュースレター
(店販の為の教育も同時に行う)
これから詳しく説明していきたいと思います。
1人美容室で月商100万を達成に必要なもの①
単価1万円でも1万枚撒いて月50人集客できるチラシ
まず一番最初にお話しないといけないのは、この方法は「無料」ではできません。
なぜなら「チラシを撒かないといけないから」です。
これが『売上の公式』の①である「顧客数を増やす」につながるからです。
(何もしないで顧客数が自然に増えることはありません。カリスマ的な魅力があり、テレビに出ていて、雑誌などでも取り上げられている、というなら別ですが、 普通の美容室ではそれは起こりません)
月1万枚撒くことを目安にしてください。
そして、この広告費をしっかりと活かす為に必要な目標は「1万枚配布で50名からの反応」となります。
チラシはこのラインを目指して作ってください。
そのために、誰に何をどう伝えるかが大事となります。
ちなみに、一般的な反応率はこちら。
チラシ配布による一般的な集客の反応率は0.01%〜0.3%です。
美容室に限定してみても0.1%〜0.3%。これは、1,000枚配布して来店する顧客が1〜3人という数字。また、後述していますが美容室のチラシは、認知してもらうために定期的に配布する必要があります。1回目より2回目、2回目より3回目と反応率は上がっていくのが一般的です。
1,000枚配布して来店者数が1~3人と言うことは、1万枚撒いて10~30人が来店するのが平均と言えます。
それを超える1万枚で50人が目標です。
美容室が1万枚で50人の反応率を得る為に必要な2つのこと
では、どうすればそれが達成できるのでしょうか? しかも一回だけじゃなく、何度も何度も・・・
その答えは2つあります。
1)今すぐ行動する悩みが深い層へ響く内容にする
普通のカットのチラシでは新規顧客をこのように集めることはできないでしょう。
1.すでに悩みとして実感していて
2.それをお金を払ってでも解決しようと思っていて
3.解決することでお金以上の価値を得られると感じられるもの
に対しての訴求をしていくことをおススメします。
「どこかで見たことがあるチラシ」
「名前を隠すとどこのお店か分からないチラシ」
では1万枚で50人の来店は難しいでしょう。
2)オファーを強くする
美容室は、顧客が自分の髪(自分の一部)を触られることが前提の場所です。
だから、「信頼できる人に切ってもらいたい」と思う業界です。
一度お気に入りのサロンが見つかると、ずっと通い続けるようになるのもそれが理由。
もしあなたが有名であれば問題ないのですが、そうじゃないという場合はこの気持ちがネットになって反応率が落ちるのです。
(顔写真などを載せてもどこのだれか分からな人であることは変わらない)
つまり、美容室という業界は「最初に来てもらうこと」が売上アップにおいて最初で最大の難関なのです。
だから、まずは人ではなくオファーで売ります。
オファーとは「提案」という意味で、チラシで伝える見込客への提案を強くし、その提案がゆえに「すぐに行きたい!」と思ってもらうことが大事です。
単価について
次に進む前に、単価についてお話します。
単価設定は事業の戦略部分である、
あなたは
誰に
何を(どんな価値を)
売るのか?
に深くかかわる美容室オーナーが深く考えないといけない非常に重要な要素です。
これで1人美容室で月商100万を達成できるかどうかが決まります。
ここでは、下記の条件を達成することを目指します。
単価:8,000~1万(割引後)
頻度:1~3ヶ月に1回の来店
なぜ高単価にしないといけないのか?
その理由は、1人美容室では高単価にしないと月商100万は達成できないからです。
計算してみましょう。
週休1日だとして、月25日稼働の場合・・・
100万円を25日で達成しようと思った場合、100を25で割ると4となりますので、「1日4万円」平均で売り上げないといけません。
単価が1万円だと、1日4人必要です。
単価が5千円だと、1日8人必要です。
単価が3千円だと・・・
集客という視点から考えると、1日4人を25日集めるのは、ここでお伝えする方法を実践して頂くことで可能になります。
1日8人集めるのは簡単ではありません。ほとんどの場合難しいと感じる数です。
月100万円を目指すなら、絶対に安売りをやってはいけないのです。
そしてもう一つ考えてもらいたいことがあります。
1日8人に施術するとしたら、どんな1日なるか? です。
8時間稼働だとしたら、1人1時間弱となり、しっかりとコミュニケーションを取りながら満足が行く施術を提供するのが難しいのではないでしょうか?
また、それを毎日毎日、週6日、月25日、12ヶ月、それを今後も何十年も続けていくことができるでしょうか?
価格設定はそのまま「あなたがどういう美容室にしていきたいか」に直結します。
毎日8人集客しなければならなくて、一人一人異なる方に毎日8人施術して、それをずっと続けたいか。
それとも一日4人にすることで、集客にも余裕があり、一日に施術する人数も少ないので心にゆとりがある状態で仕事をしたいか。
価格設定はあなたがどういう風にお店を育てていきたいかに大きく影響する部分です。
私のおススメは、『高単価』にして、それで良いという人を集める価格設定です。
1人美容室で月商100万を達成に必要なもの②
3ヶ月以内に3回のリピートを促すDM
日本のトップ経営コンサルタント会社である船井総合研究所によると、リピーターになるには「短期間に3回以上」の来店が必要とのこと。
強いオファーで施術内容自体に興味を引き、来店をしてもらい、オーナーであるあなたのことを知ってもらう。
そして短期間に3回直接会うことによって、顔見知りとなる。
それが達成できれば、リピーターになってもらいやすくなるということです。
美容室の場合短期間とは、「3ヶ月」とみてください。
つまり、チラシから来店した方に3ヶ月以内に3回お店に来てもらう。これを達成しましょうということです。
これをお店からの働きかけなしに必ず達成することは不可能です。
なぜなら、普通は来店頻度は顧客が決めるものだからです。
だから・・・ここでも「強いオファー」を利用することで、行動する動機を作ってください。
そうすることで、「3ヶ月以内に3回来店」が可能となり、オーナーであるあなたの人となりと施術がいかに良いかと言うことを知ってもらえ、その結果継続して通ってくれるようになります。
【注意!!】
この話をすると、チラシの時も、来店してからの3ヶ月も「強いオファー」が必要になり、「儲からないじゃないですか!」というオーナーさんがいます。
はい。そうです。この間は儲かりません。
この期間は投資期間であり、あなたのことを全く知らない状態からリピーターになってもらうために必要な期間となります。
でも、単価1万円のお客様がその後も通ってくれるようになったら、一体どれくらいの価値があなたの美容室にあるでしょうか?
「チラシを配った瞬間から儲けたい!」は儲からない美容室オーナーの考え方です。
チラシを撒いても反応率が悪い。
チラシから来てくれてもその後に続かない。
そういう場合、ほぼすべてのケースで美容室オーナーは「チラシを配った瞬間から儲けたい!」と思っています。
違うんです。強いビジネスとは、他の人と違うことをやることであり、顧客に投資できる人のことです。
「強いオファー」でチラシとDMを出すことで、時間と信頼を買うことができます。これなしでチラシを出せば、いつまで経っても反応率が悪く、これなしでDMを出せばいつまで待ってもリピーターが増えない、と言うことになります(最初に来てくれた時はすごく良い感触だったとしても・・・)。
1人美容室で月商100万を達成に必要なもの③
4か月目以降に忘れられないようにする為のニュースレター
リピートしてくれるようになったらその後はずっと安泰か、というとそんなことはありません。
喜んでずっと来てくれている人でも、突然来なくなる、ということが結構あるからです。
そして、美容室に来なくなる最も多い理由って何かご存知でしょうか?
お客様が美容室をリピートしない理由、実は「なんとくなく」が一番の理由なのです。
「なんとなく」、とは理由のようで理由じゃない感じですね。
でも、明確な理由がない人って多いのです。
それをどのようにして対策していけばいいのかというと、リピートを促す最も大きな理由は、「やはり店の人との人間関係があるか」です。
人間関係がないお店だったら、行かなくても心は痛みません。
でも、よく知っている人がやっているお店に行かなくなるのは心が痛む人が多いでしょう。
だから、顧客に「私はこの人(美容室オーナー)のことを知っている」と思ってもらう必要があります。
でもそれこそ一人一人に自分を知ってもらうための時間を取ってもらう・・・というのは物理的に難しいでしょう。
そこで使えるのが、ニュースレターなのです。
ニュースレターではノウハウを伝えるだけじゃなくて、必ず人となりが伝わるような内容を毎月入れていきます。
考え方
信念
仕事で大事にしていること
家族のこと
そういったことを伝えていくと、「私はこの人のことを良く知っている」となっていきます。
また、店販を伸ばしていくための教育の場としてもニュースレターを使うことができます。
でもいきなりニュースレター上で売るのではなく、
ニュースレターで商品紹介 → 1ヶ月後くらいにその商品の店販イベント
のような形で使うのです。すると、押し売り感なく売ることができるようになります。
1人美容室で月商100万円を達成する方法まとめ
今までの内容をまとめたいと思います。
次の集客の仕組みを作ってください。
1.チラシ(単価1万円の顧客を毎月1万枚撒いて50人集める)
↓
初来店(「来てよかった!と思ってもらいましょう)
↓
2.3ヶ月以内にあと2回来てもらうためのDM
↓
3回来店・定着
↓
3.関係性を構築する為のニュースレターを毎月発行
美容室にオフライン集客が今だ有効な理由
美容室という業界の特徴から言えることは、
〇商圏が狭く
〇確実なプッシュが効果的にできる
(オンライン上にいない人にリーチできる)
〇即効性がある
(オンラインはどうしても時間が掛かります。
特にオーナーが借金してお店を持った場合、借金返済と生活を考えると
即効性があるかないかは死活問題になりえる)
チラシは今でも有効です。
「チラシは効果がない」という人もいますが、それは効果のあるチラシの作り方を知らないだけです。
ぜひ、この記事を参考に月商100万を目指してみてください!
美容室の集客代行、しています!
・チラシの作成
・DM作成
・ニュースレター作成
など、この記事でお話した内容を実施するための代行を行っております。
※月1回の面談が必要です。
代行料金の目安:
チラシ1万枚配布料金 1枚5円だと5万円
DM・NLの印刷と発想 1万円
代行料 5万円
代行がおススメな人
●新規顧客獲得の時間が取れない人
●新規顧客獲得よりも、顧客に時間をつかいたい人
●高単価にして、より少ない顧客一人一人にしっかり対応して月商100万を目指したい人
●安い価格で流れ作業のように多数の顧客を相手にするのが嫌な人・苦手な人
●顧客と関係性を築きながら、一人一人を大事にしたい人
●腕に自信がある人
代行がおススメできない人
●腕に自信がない人(初来店から次につなげていくのに最も大事なのは言うまでもなく腕です)
●顧客がお金に見える人
●「お金を払ったんだから何でも言うこと聞いてよ、と言う人。お互いが成長して行けるパートナーとなりたいと思っていない人
もしこの方法をやってみたいと思っていて、かつ代行がおススメできる人に当てはまる場合は、まずは一度お話しましょう!
お問合せ・お申込みは下記のフォームから!(件名を「美容院の件」としてお送りください)
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