こんにちは、鈴木貴之です。
今日は、私がこれまで数多くの中小ビジネスオーナーさんにお会いし、
「えっ、こんなところに金鉱が眠っていたの?」
と目を輝かせてくれた時の話をシェアしたいと思います。
あなたのビジネスには、「すでに持っているけれど、使われずに眠っている資産」がたくさんあります。
それは、まるで屋根裏にしまったまま忘れ去られていた宝箱。
埃をかぶっているけれど、開けてみると、中には純金が眠っていることだってあるのです。
では、なぜ多くのビジネスオーナーが、この宝箱を見過ごしてしまうのでしょうか?
今日はその理由を明かしつつ、具体的にどう掘り起こして、どう磨いて利益に変えるのか——“実践型ステップ”としてお伝えします。
「売上は新しいものを作らなきゃ増えない」…その思い込みは捨ててください
「鈴木さん、ウチは新しい商品を作らなきゃもう伸びませんよ」
そう相談してくださる方は本当に多いです。
でも、私は必ずこう問い返します。
「じゃあ、今あるものを100%使い切っていますか?」
答えはほぼ100%「NO」です。
皆さん、新しい商品・新しい広告・新しいキャンペーンばかり考えます。
しかし、まだ使っていない“金の卵”が、目の前にゴロゴロ転がっているんです。
あなたのビジネスにも“金の卵”が眠っているかもしれませんよ?
眠れる資産の例:「氷山の下に隠れた巨大な資産」
資産は、氷山のようなものです。
見えている部分は売上レポートや商品リストですが、その下に…
過去に来てくれたけど、今は音沙汰がない顧客リスト
「昔作ったけど今は使っていない」キャンペーンページ
一度だけやってみて終わってしまったコラボ施策
クローゼットに眠っているサンプル商品・在庫
お礼すら送っていない、一度だけ仕事した外部パートナー
これ、全て“眠れる資産”です。
しかも恐ろしいことに、多くの経営者はこれに全く気づいていません。
それは、なぜでしょう?
人は「目の前の問題」に夢中になり過ぎてしまう
火事が目の前で起こっていたら、屋根裏の宝箱なんて見ていられないですよね。
でも、火事(売上不振)の消火作業だけに気を取られ、燃え広がらないように守っていた“資産”を忘れてしまっているのです。
あなたも、広告やキャンペーンにばかりお金をかけて、「今あるもの」を見落としてはいませんか?
【実例】ある小規模美容院が見つけた“魔法の引き出し”
私のクライアントである個人経営の美容院。
広告費ゼロ、立地も決して良くない場所。
悩みは「新規客が来ない」でした。
私はこう聞きました。
「過去に一度でも来店してくれたお客様のリストはありますか?」
結果、過去3年間の顧客名簿を一切活用していないことが判明。
私は提案しました。
『手書きで、感謝のハガキを出しましょう。特典は要りません。ただ、「あなただけを思い出しました」と伝えるだけ』
結果はどうだったと思いますか?
2週間で17名が再来店。
客単価6,500円なので、売上は110,500円アップ。
しかも、かけた費用はハガキ代と少しの手間だけ。
「魔法の引き出し」は、彼女の目の前にあったのです。
【鈴木式】眠れる資産発掘ワーク
さあ、あなたも今、紙とペンを用意してください。
以下の質問に「YES」か「NO」で答えてください。
過去12ヶ月の取引先に「ありがとう」と伝えたことは?
休眠顧客に対して再接触したことは?
古いキャンペーン・資料を見返して再活用したことは?
協業できる可能性のある企業に「お茶しませんか?」と声をかけたことは?
自社サイトに「古いけど良い記事」が埋もれていませんか?
「NO」が3つ以上あった方、今この瞬間に金鉱が足元に眠っています。
【行動ステップ】今日からできる5つのこと
休眠顧客リストをエクセルで作成
「過去のベストセラー商品」を再告知
余剰在庫を抱えているなら、「限定品」として販売
過去パートナーや取引先に近況報告メール
ブログやSNSで「昔書いた記事のまとめ」を投稿
どれもお金をかけずにできることばかりです。
やらない理由、ありますか?
最後に…「今すぐ、やる」
この記事を読んだあなたに最後の質問です。
いつ動きますか?
「忙しいから」「来週やろう」と思ったその時点で、あなたはチャンスを失います。
資産は“今、掘り起こしてこそ”価値を生むもの。
1日遅れれば、それは機会損失。
1週間遅れれば、競合に先を越されます。
「いつかやる」は「絶対にやらない」です。
終わりに
この世界は「気づいた者勝ち」です。
あなたの屋根裏に眠っている宝箱を開けて、その中から純金を掘り出すのは——他の誰でもない、あなた自身です。
さあ、今すぐ紙とペンを手に取ってください。
この記事を読んだあなたなら、必ず変化を起こせるはずです。
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