こんにちは。 鈴木貴之(@shiogamabtc)です。
私の専門は『地域の人を集めたいお店・事業者のWEB活用』です。
私自身が英会話スクールの経営から経営者としての道に入ったので、まずは教室の先生たちから相談を受けるようになりました。
そして、そういう状況から3年くらいして他の業種の経営者からも相談を受けるようになっていきました。
その結果、実に様々なローカルビジネスのお手伝いをしています。
そしてその実績を買われて仙台・塩釜商工会議所のWEB集客分野でのエキスパートバンクにも登録し、商工会議所の会員さんにWEB集客のノウハウを教えています。
そういう経験・実績から、今回は花屋の集客・マーケティングについて書いていこうと思います。
花屋の集客・マーケティングの核となるもの
まず始めに、大事なことをお伝えします。これを理解しないで集客・マーケティングは語れないからです。そしてその後で具体的に「今すぐあなたができること」についてお話をしていきますね。
花屋の集客において最も大事なこととは?
自店にとっての『理想の顧客』とは誰かについて知ること
まず一番大事なことがこれです。
ほとんどの人は、「お金を出して買ってくれる人であれば誰でもお客様です」と考えています。
でも、実はそういう考えだからこそついやってしまうことがあります。そしてそれをやってしまうからこそ、集客できなくなっているのです。
その「ついやってしまうこと」とは、(理想の顧客がイメージ出来ていないので)誰の心にも響かないメッセージを書いてしまうということ。
誰に対してメッセージを届けないのかが明確じゃないので、誰もが興味を持ってくれそうなことだけをメッセージにしてしまいがちなのです。
そうすると何が起こるのか?
商品だけの話になります。
すると途端につまらないメッセージになります。
なぜなら、花屋は基本的にどこの花屋にっても同じ花を売っているから。
あなたのメッセージを読む必要はないのです。
現代人は本当に忙しい毎日を過ごしているので、必要のない情報に時間を掛けるほど暇ではありません。
そうすると何が決め手になるかと言うと、「価格」です。
もしあなたが、「最近のお客さんは価格のことしか言わない・・・」と思っているのであれば、それは「価格以外にあなたを選ぶ理由」を伝えていないからです。
でもなぜそれを伝えられないか?
それは、あなたが『理想の顧客』を選んでいないからなのです。
だからまずは、あなたのお店にとって「どういう人が理想の顧客なのか?」をじっくりと考える必要があるのです。
でもこの時に注意しないといけないのは、「自分にとっての理想の顧客を選ぶ」こと。
これはやってはいけないことですが、理想の顧客と言うと「自分にとっての理想」を思い浮かべてしまう人が本当に多いのです。
そうではなくて、あなたが本当に考えないといけないのは、「あなたから買うことでどういう人の人生がより良く・豊かになるのか?」ということ。
人は「花を買うこと」を通して得たい結果があります。
ほぼすべてのケースで「花を買うこと」がゴールである人はいないはずです。
その花を通して何かをしたいと考えています。
それをあなたは理解しないといけません。それは、
関係性をより良くするもの・修繕するもの
であるかもしれません。または、
会社に飾ることでオフィスの雰囲気を柔らかくしたい
のかもしれません。この場合でも、それがお客様の方を向いてそう考えているのか、従業員の方を向いてそう考えているのかでは大きく異なります。
それとも、
お見舞いの為
かもしれませんし、
何かの御祝い事で使いたい
のかもしれません。
あなたの花屋としての知識がどういう所で特に大きなサポートを与えることができるのか? もっと言えば、お客様が買おうとしている「花」そのもの意外に価値を与えられるのか? を考えるのです。
理想の顧客を見つけられたら次にすることは?
彼ら・彼女らを魔法のように引き寄せることができるメッセージの作成です。
理想の顧客像が明確になることで、初めてあなたができることがあります。
それは、その理想の顧客を強力に引き寄せるメッセージの作成です。
誰に何を言っていいか分からない時はピンポイントで誰かの心に刺さる文章は書けません。
ある人を心に浮かべない限り、熱烈なラブレターを掛けないのと一緒です。
例えば、あなたの理想の顧客が
誰かとの関係性をより良くしたい
と思っている人だとしましょう。
そして、世の中にいろいろあるものの中でも、あなたは「花を贈ることこそが最も誰かとの関係性を良くすることに役立つ」と考えているとします。
そして、状況に応じてどういう花を選べばいいのかを知っているので適切な花をチョイスできるとします。
すると、それだけでも大きな価値になります。なぜなら、花には『花言葉』があり、それを知らないで花を贈ることで考えていたことと全く異なる結果になることもあるからです。
花について詳しくない(私のような)人にとってみたら、状況に応じて適切な花を選んでくれるだけで大きな価値があります。
ましてやそれが大口取引につながるかもしれない顧客との関係性の構築に使う花であったとしたら・・・
正直花についての知識がなさすぎる自分では自分で花を選ぶことなんてできません。
そういう時に、例えばGoogleで「地名 花屋」と検索したとします。
上位表示されている花屋をいくつか見ている中で、もしHPやSNS、Googleビジネスプロフィールで
当店は特に「誰かとの関係性をより良くしたい」と考えている方の為の花屋です
と書かれてあったら、めちゃくちゃ興味を惹かれます。
そして、そこに
「どういう強みからそう言えるのか?」
「実際にそこで花を買ったお客様はどいう言っているのか?」
などが書かれてあったら、他のお店のことは忘れてしまい、「ここで買いたい!」「買わなきゃ!」と思うようになるでしょう。
「ここで花を買えば、私が欲しいものが手に入る!」
と思えるからです。
「顧客は花を買っているのではない」ということを理解していただけたでしょうか?
そして、もう一つ言えることは「誰かとの関係性をより良くしたい」と考えている人が花を買った後で迷ったり悩むこと、例えば「どうやって渡すのが効果的か」とか、「一緒にどういうものを渡すと良いのか」などが事例と共に紹介されていたら、顧客はその目的での花の購入の際には二度と他のお店に行こうと思わなくなるでしょう。
それだけじゃなくて、他のニーズの時もあなたを利用してくれるようになります。なぜなら、あなたのことを知っているし、信頼しているから・・・。
ピンポイントで誰かの心を射止めるメッセージを考えることで、あなたは地域で圧倒的に目立つようになりますし、それは集客において非常に大事なポイントです。
参考教材:集客できるコンセプト作成勉強会
理想の顧客を見つけ、メッセージを作ったら・・・
そのメッセージをあらゆるメディアで伝えるのです。
マイナスにならない限りあらゆるメディアで伝えましょう(時にはマイナスになっても・・・)。
ブログやSNSが出てくるのはここです。
つまり、世の中には「ブログやインスタ、YouTubeをいくらやっても全然集客につながらない」という人がいますが、それは順序を間違っているからなのです。
①理想の顧客を知り
②彼らに響くメッセージを作る
③それからメディアでそのメッセージを伝える
この順序が間違っているので、いくら集客しても、SNSでいくらフォロワーを増やしても反応がないのです。
まずは、この記事でお伝えした順序で集客について考えてみてください。
花屋が集客・マーケティングの為に今すぐできること
では、これから具体的に「すぐできること」についてお話していきます。
分かりやすいようにストーリー形式で話しますね。
妻の誕生日に近づいていたある日、私は「花を贈ること」を考え始めた。
地域に何件か花屋があることを知っていたが、どこと決めかねていたのでとりあえず検索して見ることに。
「地名 花屋」
と検索窓に入力し、検索ボタンをクリック。
するといくつか候補が表示されてきた。
地図の下にいくつかお店が表示されたけど、直接HPを見てみたいとそこを無視して自然検索の結果までスクロールしていくと・・・あるお店のHPに目が留まった。
そこには、こう書かれてあったのだ。
奥様に誕生日の花を贈ることを考えている方へ。おススメの組み合わせの花束を・・・
そう書かれてあったのは一軒しかなかったので、思わずそのページをクリックすることに。
そして、そこにはこんなことが書かれてあった。
〇奥様の誕生日に花を贈ることで、きっと喜んでくれるだろうということ
(あなたの選択は正しい)
〇花を贈ることの意味
〇おススメの組み合わせの花束
〇詳細ページでその花束に入っている花の花言葉の説明
〇実際に妻に送って喜んでもらった人の感想
「ここで買えば間違いない!」と思った私はそのお店を訪れることにした。
お店に着いて中に入った私は、そのお店がよく掃除されていて、明るくて、色々なアレンジメントをすでにされている花束を見ることができた。
そこの店員さんも押しつけがましくなく、かつ親切で、私がどういう目的で花を買いたいのかを聞いてくれて、その目的の為にどの花を選べばいいのかを色々と教えてくれた。
そして、スムースに時は過ぎて、お会計となった。
その時に店員さんがしてきた最初の質問は、私の名前だった。それを教えた後は、ずっと名前で呼んでくれた。
花の幹を切り、短くして包みながら、同じ目的で来店した他の顧客がどういう風に花を渡して喜んでくれたのか、という話を色々と教えてくれた。
こういう渡し方もあるのか・・・と感心したものだ。
そして、会計後時に「花と一緒にカードを送ってはどうか?」とおススメされた。先ほど教えてもらったストーリーにも『花に心のこもったメッセージを書いて渡したらすごく喜んでくれた」というものがあり、「会計が終わったらカードを買いに行こうか」と思っていた私は「ここですべて済ませられるなら」と飛びついた。
そして、お金を払おうとしたら、店員さんはこう言った。
「実は、初めてのお客様の特典として、今当店のメルマガ会員になっていただくとカードが無料になるキャンペーンを行っているんです。もしよろしければいかがですか? メルマガは週に一度くらいで、お花に関する情報と、それをどう人間関係を良くしていくかのアイデアやお話を紹介しているので、きっと〇〇様の役に立つと思います!」
私はすでに接客に十分満足していたし、色々為になる話も教えてもらったし、再度財布を出すのもな・・・と思っていたので、この話になることにした。メルマガの登録もQRコードをクリックし、空メールを送るだけだったので簡単だったのだ。
ここまでのお話、これを読んでどう思われましたか?
きっと、今すぐあなたのお店で使えることがいくつもあったはずです。
でもそれも、理想の顧客を決め、メッセージを決めて発信しないとできないことにも気づいて頂けたと思います。
でも、花屋のマーケティングこれで終わりじゃないんです。
むしろこれからが始まりなのです。
どういうことかと言うと・・・
この後、このお店からは週一でメールが送られてくるようになりました。
その内容は役に立つものでしたが、時々メールの下部にサラッと提案があったのです。
「アメリカではバレンタインに男性がバラを贈るんですよ。チョコレートをもらうだけじゃなくて、男性からプレゼントを贈ってみませんか?」
のように・・・
『花を贈るタイミング』が近くなるタイミングで、こちらから提案できるようになったのです。
これは、『事業の積み重ね』と私が読んでいるものです。
もしこれができていなければ、あなたは毎月毎月、1日になると「今月はどれくらい売上を上げられるか・・・」と不安な日々を過ごさないといけなくなります。
でももし、このように一人一人を大切にして、メルマガを送れる読者の数を増やしていくと・・・
メールを一回送るとそこからいくらの売上を得られるかが分かるようになります。
そうすると、あなたは毎月心配する必要がなくなります。
売上が足りない時は、読者の心に響くようなメッセージを書いて、売上を作り出すことも可能になるからです。
正直、せっかくお店に来てくれた方の連絡先を聞かず、その後の連絡手段を積極的に集めないお店の経営者が多いです。
そしてそういう経営者は毎月不安を抱えていて・・・。
そういう姿を見ると、「なぜこれをやらないの?」と思わざるを得ません。
ぜひ、この記事を読んでいただいたら、ここで得たノウハウをあなたの花屋のマーケティング・集客に活かしてください。
そうしてもらえたらうれしいです。
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