ホームページ・ブログ作成

小さな会社の為のメディア戦略講座1/3 3種類のメディアの種類と働きを理解する

メディアは3種類ある1
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

こんにちは。鈴木貴之(@shiogamabtc)です。

今回の記事では、ホームページ・ブログ作成をしていく上で重要な「メディア戦略」についてお話をしたいと思います。

そもとも「メディア」と何かというと、自社ホームページ・ブログを含めた「見込み客・顧客の目に触れるものすべて」と考えていただければ間違いありません。

ということは、「メディア」と一言で言ってもそこには無数の種類がありますし、ほとんどが他社メディアであるといえるでしょう。

無数のメディアの海の中でいかにして自社のメディア(ホームページ・ブログ)を活用していけばいいのかということをお話するのがこの記事の趣旨となります。

では、さっそく見ていきましょう。

 

集客に活かせるメディアは3つある

まず、世の中にはたくさんメディアがありますが、その中で自社の集客に活かせるメディアは3つあります。

メディアは3種類ある1

1)広告メディア(有料)・・・テレビ、新聞、雑誌、ラジオ、ウェブメディア、SNS(Facebook、Twiter、Instagram)

2)記事メディア・・・テレビ、新聞、雑誌、ラジオ、ウェブメディア

3)自社メディア(いわゆるオウンドメディアと呼ばれているもの)・・・自社サイト、他社のプラットフォームを利用したサイト・ブログ

下記にこれらの特徴を詳しく説明してきます。

1)広告メディア(有料)

コンテンツに関してはあなたがコントロールできるけれども、そのメディア自体は所有していない。それがこの「広告メディア」になります。

一般的にはテレビ、新聞、雑誌、ラジオがあげられますが、ウェブ上のウェブメディア、Facebook、TwitterのようなSNS、もしくは有料で掲載する他社サイトも同じです。

このカテゴリのメディアの活用法で大きなミスを犯している会社があるのですが、どういうミスかというと、例えばFacebookページを作り、それを自社のホームページの代わりに使っているという場合です。

SNSを通して自社を知る人を増やしていくことは重要な戦略ではあるのですが、それを自社メディア(オウンドメディア)として使おうとすると、今までの歴史を振り返ってみても問題が起きてくるのです。

それは行ってしまえば他の人の土地に見込み客を集めているようなもので、その土地へのアクセスが保証されているうちはいいのですが、その保証がいつまでも無担保でされていると思うと痛い目に合うことがあります。

2013年の秋にFacebookはアルゴリズムを変化させ、それまではFacebookで自社ページについているファンへのアクセスは非常に容易でした。それは企業を集める為にわざとそうしていたからであり、Facebookページに投稿した内容は何もしなくてもそのファンにどんどん届いていたのです。

しかし、2013年の秋にアルゴリズムが変わり、その結果Facebookページに投稿してもそのページにイイネをしているファンまで投稿が届きにくくなったのです!

ではどうすれば届くようになるのかというと、「投稿を広告する」ことで届くようになるのです。

コンテンツ自体はコントロールできます(相手の規約内で)が、そこに集っているファンへのアクセスはそのメディアを所有している人が好きに変えられるという例がこれなのです。

2018年1月にも同じようなアルゴリズムの変化がありましたね。

Facebookは米国時間11日、ニュースフィードのアルゴリズムを今後数ヶ月で大幅に変更することを発表した。今後は友人や家族の投稿が優先的に表示され、メディアやビジネスのFacebookページの投稿は優先度が下げられることが明らかになった。

Facebook、ニュースフィードのアルゴリズム変更を発表!ページの投稿は減り、友人の投稿が増える見通し

ここで私が伝えたいことは、「広告メディアを使うな」ということではありません。

しかし、そこで集めたファンを自社メディアに流すことが大事だと言っています。つまり、自社メディアがないのは御社にとってとても損なのです。

2)記事メディア(+口コミ)

記事メディアとはあなたが所有していないメディアで、かつコンテンツに関しても100%のコントロールを発揮できないメディアを指します。

具体的には、テレビに取り上げられることだったり、雑誌の特集に掲載されること、ラジオに出演すること、もしくはウェブメディアのインタビューも同じでしょう。

さらに言えばオンラインでのレビューや口コミも同じだと言えるでしょう。

このメディアは取り上げられるかどうか自体が未知数であり、あなたがコントロールできない場合がほとんどです。

しかし同時に、このメディアで取り上げられることで信頼度がグンと上がることは多々あります。

特にテレビや雑誌、新聞にあなたのことが掲載されることで死にそうだった事業が復活した、顧客が増えたなどの効果があることが多いのです。

しかし、このメディアもコントロールができない為、取り上げられた後が大事です。

取り上げられただけで何も対策を講じないと、急に顧客ボリュームが増えますが、同じくらい急速にしぼんでいきます。

そう考えると、ずっと事業を継続させていくという観点からは記事メディアに頼り切ってしまうというのは諸刃の件であり、非常に危険です。

 

また、口コミに集客を頼ることも危険です。

なぜなら、口コミはその発生時期、そして発生数をコントロールできないからです。

口コミというのは、あなたのことを話したいと思っているような人でも誰にも彼にも話しかけるわけではありません。その時、その場所に、そのこと(あなたの提供しているもの)に興味を持っている人がいて、かつその話題になった時にしかできないものです。

お客様はあなたの営業マンではありません。だから、そういう状況が出てこない限り自分から無理やり話題をふることはないでしょう。

そういういつ起こるか分からない瞬間を待つより、戦略的に見込み客が来る流れを作る。それこそが事業に必要なことです。

記事メディア・口コミは他の誰かに何かをしてもらうことで発生します。だから、そのパワーは大きなものがありますが、それを頼みにしてはいけないのです。

3)自社メディア(オウンドメディア)

このメディアはあなたが100%コントロールできるメディアのことを言います。

その意味において、他社のブログサービスを使ってブログを行うというのは当てはまりません。

また、究極的には業者に頼んで自社サイトを作ってもらうというのも、厳密には自社メディアとみなさない方が良いでしょう。

具体的には、あなたのホームページ、ブログ、Emailリスト、顧客名簿などがあげられるでしょう。

ポイントは、「直接お客様に接触できること」。

広告メディア、記事メディア共に間接的な接触しかできないのとは対照的ですね。

 

記事の続きはこちら → 小さな会社の為のメディア戦略講座2/3 他社メディアから自社メディアへアクセスを流す

 

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