こんにちは!鈴木貴之です。
今日は、Googleビジネスプロフィール(GBP)を「ただ運用する」のではなく、「事業戦略そのものとして活用し、競合との価格競争から完全に脱却する方法」について、具体的な事例を交えながら深掘りしていきます。
これは、今現在国の公的な経営相談機関である「宮城県よろず支援拠点」でのコーディネーターとしての仕事を通し、私の支援分野であるGoogleビジネスプロフィール対策を複数の事業者さんにアドバイスさせて来ていただいた中でわかってきたことをまとめたものになります。
一般的なGoogleビジネスプロフィール対策方法は、「いかにより上手に運用するか?」に集中しています。
「競合より良い写真を載せる」
「競合よりたくさん投稿する」
「競合よりより上手に口コミを集める」
多くの方がGoogleビジネスプロフィールを「営業時間や住所を載せる場所」「口コミをもらう場所」と考えていますが、それは氷山の一角に過ぎません。
GBPは、使い方次第で、あなたのビジネスの収益構造を根本から変え、圧倒的な集客力とブランド力を生み出す「戦略的ツール」になり得るのです。
今回の事例は【高級腕時計専門店】
しかし、あなたのビジネスにも必ず応用できます。
実は、今回お話しする事例は、とある事業者さんの支援を通じて生まれた戦略をベースにしています。
その事業者さんは、地域の競合が複数いる、まさに「コモディティ化した業種」で、日々厳しい価格競争に晒されていました。
本来であれば実際の業種を挙げられれば良いのでしょうが、守秘義務がありますので、ここでは仮の業種として「高級腕時計専門店」を例に挙げます。
もしあなたが、
- 価格競争に疲弊し、値引き以外で顧客に選ばれたい
- 自社の「本当の価値」をもっと顧客に知ってほしい
- 質の高い、リピートしてくれる優良顧客を増やしたい
- Googleビジネスプロフィールを「単なる掲載」で終わらせたくない
とお考えでしたら、ぜひ最後までお読みください。
この戦略は、きっとあなたのビジネスにも新しい光を当てるはずです。
なぜ「Googleビジネスプロフィールを戦略として使う」べきなのか?
多くの地域ビジネスにとって、顧客が最初に検索するのはGoogleマップやGoogle検索です。
その時に表示されるGBPは、あなたのビジネスの「デジタル上の顔」であり、「最初の営業マン」です。
しかし、その営業マンが「ただの案内係」で終わっていませんか?
(最近ではAIに聞く人も増えてきました。その場合も、地域ビジネスに関してはGoogleビジネスプロフィールの情報をAIは確認しています)
課題:コモディティ化した市場での消耗戦
今回の仮説事例である高級腕時計専門店も、かつては以下のような課題を抱えていました。
- 競合店が多い: 地域に複数の時計修理店や宝飾店が存在し、電池交換や簡単な修理では価格競争が激しい
- 価格重視の顧客層: 「少しでも安く」を求める顧客が多く、技術力や品質で差別化が難しいと感じていた
- 自社の強みが伝わらない: 「うちの職人は素晴らしい技術を持っているのに、それをどうアピールすればいいのか…」というジレンマ
- Googleビジネスプロフィールの活用が形骸化: 営業時間や電話番号の記載、月に数回のSNSと同じ内容の投稿、たまに来る口コミへの返信のみ
これでは、まるで大海原で多くの漁船が同じ場所で同じ魚を獲ろうとしているようなもの。
疲弊するのは当然です。
GBPを「戦略」と捉える理由:価格競争から価値競争へ
私が提案したのは、この状況から脱却し、GBPを「ただの掲載ツール」ではなく、「顧客があなたを選ぶ理由を創出し、高単価かつLTV(顧客生涯価値)の高い顧客を呼び込む戦略的なチャネル」として活用することでした。
具体的には、以下の3つの視点からGBPを再構築します。
- 戦略として使う: 競合との「戦い方」をGBP上で設計する。
- コンセプトを決めて使う: 誰に、何を、どのように伝えるのか、明確な軸を持つ。
- 事業課題を解決する方法として使う: 「安売り疲弊」という根本課題をGBPで解決する。
このアプローチにより、私たちは「高級腕時計専門店」を「事業者さんのある特定の地域で『他店では無理だった高級・アンティーク時計の修理ならここ』」という唯一無二の存在へと昇華させることを目指しました。
コンセプトを明確にする:「どこでもできる」から「あなたにしかできない」へ
強みは「他店で断られる修理」:究極の専門性
一般的な時計修理店が断るような「特殊なアンティーク時計の修理・オーバーホール」や「限定ブランドの時計専門修理」。
これこそが、この店の最大の強みでした。
熟練の職人が、他店では手が出せないような複雑な機構や希少な部品を扱い、大切な時計を蘇らせることができる。
しかし、この強みは、GBP上ではほとんどアピールされていませんでした。
「時計修理」という漠然としたサービス表記では、競合と何ら変わりません。
そこで、私たちは「他店で断られる時計の命を救う、信頼の匠」というコンセプトを打ち出しました。
ターゲット顧客は「大切な時計の価値を理解する人」
このコンセプトを誰に届けるか?
それは、「時計を単なる時間を確認する道具ではなく、人生のパートナー、資産、思い出と捉え、その価値を理解し、最高の修理・メンテナンスを求める人」です。
彼らは、価格の安さで修理店を選ぶことはありません。
むしろ、大切な時計を預ける上で、「最も信頼できる技術」と「安心感」を重視します。具体的には、
- 高価なブランド時計(ロレックス、オメガ、パテックフィリップなど)のオーナー
- 親から受け継いだアンティーク時計を直したい人
- 限定モデルや希少な時計を最高の状態で維持したい人
このような顧客は、高単価の修理・オーバーホールにも納得して費用を支払い、満足すれば高いリピート率と、良質な紹介に繋がる優良顧客層です。
事業課題を解決するGBP活用:実践戦略の落とし込み
この強みとターゲットをGBP上でどのように表現し、事業課題(安売りからの脱却、優良顧客獲得)を解決していくのか、具体的な戦略を見ていきましょう。
「他店では無理」を「ここなら安心」に変える視覚的訴求:ビフォーアフター戦略
【課題】「時計修理」という言葉だけでは、技術の差が伝わりにくい。特に「他店が断るレベルの修理」は、写真で見せなければ顧客には想像すらできない。
【GBP活用戦略】
- ビフォーアフター画像の積極掲載:
- サビや汚れで動きが止まったアンティークウォッチが、完璧に磨き上げられ、精密な動作を取り戻したビフォーアフター画像。
- 風防(ガラス)が割れた高級時計が、まるで新品のように修復された写真。
- 「見る人が見たらわかる」ハイブランド系の時計の事例: ロレックスのムーブメントが分解清掃され、再び正確な時を刻む様子。パテックフィリップの繊細なパーツ交換風景など。
- 「職人の技」の見える化:
- マイクロスコープ越しの精密な作業風景、特殊工具の使用場面など、普段見ることのできない「匠の技」を動画や写真で公開。
- 効果:
- 視覚的に「Before & After」の劇的な変化を伝え、その技術力の高さを一目で理解させる。
- 特にハイブランドの事例は、「大切な時計を任せられる究極の信頼感と安心感」を醸成し、高単価層を強力に引き寄せる。
- 「あ、このレベルの修理ができるなら、うちの時計も大丈夫だ」という確信を顧客に与える。
顧客の不安を払拭し、依頼へと導く「権威性の確立」
「権威性」とは、顧客にとって「その分野の最高の権威」と認識される状態を作り出すことです。これにより、顧客は迷わずあなたを選びます。
【課題】「本当に直るのか?」「費用はいくら?」「預けて大丈夫か?」という顧客の不安は大きい。特に高価な時計ほどその心理的抵抗は強くなる。
【GBP活用戦略】
- 知識の「先出し」による権威化:
- GBPの投稿やQ&A機能で、「なぜ他店で断られる修理が当店では可能なのか?」という問いに具体的に答えるコンテンツを発信。
- 例:「〇〇(特定のブランド)の特殊部品は、独自のルートで入手しています」
- 例:「△△(アンティーク時計の年代)のオーバーホールは、長年の経験と特殊な潤滑油の選定が鍵」
- 「無料の時計診断チェックリスト」を提供: 顧客が自宅でできる簡単な確認事項や、絶対にやってはいけない初期対応(例:自分で裏蓋を開けるリスク)を教育。
- 行動: GBPの投稿で、「【無料】プロが教える!アンティーク時計を長持ちさせる日常ケア3選」や「動かない時計、自分でいじる前にチェックすべきこと」といった教育コンテンツを定期的に発信。専門家としての地位を確立します。
- GBPの投稿やQ&A機能で、「なぜ他店で断られる修理が当店では可能なのか?」という問いに具体的に答えるコンテンツを発信。
- 究極のリスク逆転の徹底:
- 他店が真似できない保証をGBPの紹介文やウェブサイトで提示。
- 例:「もし当店の修理で状態が改善しなかった場合、修理代はいただきません。さらに、お預かりした時計が万が一損傷した場合、購入時の価格(領収書に基づく)を上限として全額補償いたします。」
- 効果:
- 顧客の「大切な時計を預ける」ことへの心理的抵抗を完全に打ち消す。
- 究極の安心感を提供することで、高額な修理依頼でも顧客は迷わず選べるようになります。
- 他店が真似できない保証をGBPの紹介文やウェブサイトで提示。
獲得した信頼を最大化する「リピートと紹介の仕組み」
一度の修理で得た信頼を、単発で終わらせず、継続的な関係と新規顧客の獲得に繋げます。
【課題】 高単価な修理は頻繁ではないため、一度きりの関係で終わりがち。リピートや紹介を自然発生任せにしている。
【GBP活用戦略】
- 「リピート購入の強制」を仕組化する(適切なタイミングで次の行動を促す):
- 修理完了後、顧客に「修理保証書兼、時計を長持ちさせるための特別なメンテナンスチケット」を渡す。
- このチケットは「オーバーホールから3年以内、または次の定期メンテナンス時期」など、使用期限を設けることで、顧客が適切なタイミングで再来店する動機付けを作る。これは割引ではなく、「価値あるアフターケアサービス」としての提供です。
- 行動: GBPの「特典」機能で、この「特別なアフターケアチケット(実質的なリピート促進オファー)」を案内し、顧客に提供するサービスの価値を事前にアピール。
- 紹介システムの自動組み込み:
- 修理された時計を受け取り、「感動した瞬間」が最高の紹介機会です。
- 衣類返却時と同様、「ご満足いただけましたか?もしそうであれば、あなたの大切なご友人(特に高級ブランドの時計をお持ちの方)に、私たちの『初回無料診断優待券』をぜひお渡しください。ご紹介者様には、次回オーバーホール時に最高級の防水加工を無料で提供します」と、高価値なインセンティブを提供します。
接触ポイントの最大化:「高級時計の命を救う専門店」へ
GBPは「発見」される場所です。
顧客が「時計修理」について考えるあらゆる瞬間を捉え、自社を第一想起させるための工夫を凝らします。
【課題】 一般的な「時計修理店」という屋号では、専門性が伝わらない。検索されにくい。
【GBP活用戦略】
- ネーミングとヘッドラインの最適化:
- GBPの説明欄で「修理」の専門性を強調します。
- 例:「(地名)アンティークウォッチ救急室:他店が諦めたその時計、命を吹き込みます!」
- GBPの説明欄の冒頭で、顧客の最大の悩みに直接訴えかけます。
- 例: 「他店で『修理不能』と断られたその高級時計、諦めないでください。あらゆる年代・ブランドの難解な時計を修復してきた職人の技術が、あなたの大切な一本を蘇らせます。」
- GBPの説明欄で「修理」の専門性を強調します。
- GBPの投稿内容の工夫:
- 修理ブログや技術解説動画の紹介。
- 「今月の修理事例」として、珍しい修理品や高額品の修理工程を写真付きで紹介(顧客の許可を得て)。
- 「時計職人の一日」として、専門性や人柄が伝わるコンテンツ。
- 効果:
- 顧客が「困った時」に迷わず「この店だ!」と思い出せる、強力なブランドイメージをGBP上で構築。
- 検索キーワード(「〇〇(ブランド名)修理 地名」「アンティークウォッチ オーバーホール 地名」など)で上位表示されやすくなる。
最後に:あなたのGBPは「戦略的」になっていますか?
今回ご紹介した「高級腕時計専門店」の事例は、実際の事業者さんの事例から着想を得た、仮の業種での戦略です。
しかし、その根底にある「価格競争からの脱却」「強みへの集中」「理想顧客へのターゲティング」「GBPを起点とした顧客体験の設計」という要素は、業種を問わず、あらゆる地域ビジネスに応用可能です。
あなたのGBPは、今、ただの「お店の看板」になっていませんか?
それとも、「優良顧客を自動で呼び込み、リピートさせ、紹介まで生み出す、強力な戦略」として機能していますか?
GBPは、単なるWebマーケティングのツールではありません。それは、あなたのビジネスの価値観そのものを再定義し、価格競争という「レッドオーシャン」から脱出し、高収益の「ブルーオーシャン」で唯一無二の存在になるための羅針盤です。
もしあなたが、「うちのビジネスでも、こんな戦略的なGBP対策ができるのかな。一度話を聞いてみたい」と感じていただけたなら、一度お問い合わせいただけましたら幸いです。
私たちは、Googleビジネスプロフィールを、単なる情報掲載に終わらせず、あなたの事業課題を解決し、未来の収益を最大化するための強力な武器に変えるお手伝いをいたします。
ぜひ一度、あなたのビジネスの可能性についてお聞かせください。
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