こんにちは! 鈴木貴之(@shiogamabtc)です。
Googleマイビジネスは地域にいる人を集めたい会社・お店にとってとても役立つ存在です。だから、このような記事も書きました。
その結果、少しずつGoogleマイビジネスの良さを知ってくれる方が増えてきました。これはとてもうれしいことです。
なぜなら、それだけ多くの方が楽に集客できるようになっているということだからです。
私の下記の著作は、Googleマイビジネスを導入し、スマホで管理することで「1日3分で集客できる」ということにフォーカスして執筆しました。
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ただ、最近このような質問を受けるようになってきました。
Googleマイビジネスがあれば自社ウェブサイトは要らないのではないか?
なかなか鋭い質問です。
結論から言うと、必要です。
この記事ではこの件について分かりやすく説明をしたいと思います。
Googleマイビジネスを導入しても自社サイトが必要な理由① 見込み客の行動から考える
この件に関して説得力のある説明をしたいと思いいろいろと調べてきましたが、BrightLocal社のこちらの記事が非常に役に立つので、それを紹介しつつ、その理由をお伝えしたいと思います。
この記事は主にアメリカの消費者がどのように地域にあるビジネスを探しているのか? ということをアンケート調査し、それをまとめた内容になっています。
どんなカテゴリーの地域にあるビジネスをネットで探すのか?
この質問への答えは下記の通りでした。
1位 レストラン・カフェ 56%
2位 日用品のお店 37%
3位 アパレルショップ 34%
4位 宿泊施設 34%
5位 健康関連施設 28%https://www.brightlocal.com/research/local-business-websites-and-google-my-business-comparison/
飲食関連が最も多いのは頷けます。私が旅行中に地元の飲食店を探そうと思ったら、「地域名」にプラスして「日本食」とか、「イタリアン」、もしくは「おいしいお店」「人気のお店」なので検索します。
もしくはGoogleマップに直接「日本食」「イタリアン」「ランチ」などを検索することもあります。そうやって地域にあるけど、いわゆる「まとめサイト」に引っかからないお店を探したりします。
ここで大事なのは、これだけの人が検索をしてお店を探しているということ。ネット上にあなたのお店が存在していなければ、この人たちに知られることはありません。
また、宿泊施設に関してですが、通常検索するよりもGoogleマップで訪れたい場所の周辺の検索をした方がより実情に合った施設に宿泊できます。
一般的な検索だと位置関係がいまいちよく分からなくても、Googleマップであれば一発です。
地域にあるビジネスの電話番号や住所を知る為にどの情報源を使っているか?
この質問への答えは下記の通り。
Googleマイビジネス(通常の検索結果) 62%
Googleマイビジネス(マップ検索結果) 44%
そのビジネスのウェブサイト 49%
オンラインビジネス名簿 23%
その他 13%https://www.brightlocal.com/research/local-business-websites-and-google-my-business-comparison/
圧倒的にGoogleマイビジネスが使われていることが分かります。
最も正確な最新の問い合わせ先を持っているとあなたが思う情報源は?
今までの流れだとGoogleマイビジネスが最も情報源として信頼できると思われているかもしれませんが、違います。
答えは下記の通り。
1位 その会社のウェブサイト 56%
2位 Googleマイビジネス 32%
3位 オンラインビジネス名簿 12%https://www.brightlocal.com/research/local-business-websites-and-google-my-business-comparison/
圧倒的に会社のウェブサイトという答えになっています。自社サイトがないところはたくさんありますが、見込み客はGoogleマイビジネスで発見した会社・お店のウェブサイトも見ているということです。
もちろん、飲食系など価格的に失敗してもそれほど痛くないというようなお店に関しては、ウェブサイトをじっくり見ないでしょうし、Googleマイビジネスの情報だけでも十分ということは多々あります。私自身が飲食店を探す時は「ウェブサイトをじっくり見る」ということはしません。
しかしながら、価格がある程度以上高かったり、一度決めると継続して支払う必要があるようなものを購入するという場合はより慎重になります。
Googleマイビジネスは「発見される」ことには優れたツールですが、いかんせん提供でいる情報量が少ないというのが難点です。
購買に対して慎重な見込み客にとってみたら、情報が少なすぎるというのは怖いことです。
おそらく、業種で見たら先ほどの%の数字は変化するでしょう。もちろん購買に慎重な見込み客が多い業種の場合は「その会社のウェブサイト」の%が増えるでしょう。
「会社概要のページ」をしっかり見たいという人が多くなるからです。
地域のビジネスを選ぶ時にどれくらいの頻度でウェブサイトを訪れるか?
地域の企業を検索した時に
・ 必ず訪れる 22%
・ 50%以上は訪れる 30%
・ 半分は訪れる 23%
・ 50%以下で訪れる 16%
・ 全く訪れない 8%https://www.brightlocal.com/research/local-business-websites-and-google-my-business-comparison/
Googleマイビジネスで得られる情報は増えてきていますが、それでもウェブサイトを確認したいというニーズが見て取れます。
全くウェブサイトを見ずにビジネスを決めるのは、たった8%しかいないのです。
これは先ほども言いましたが、もちろん業種によって違うでしょう。
より情報が必要な業種に関してはある会社と取引を始める前にその会社のことをできるだけ多く知りたいと思うものです。それ欲求にこたえるには会社のウェブサイトが最も効果的でしょう。
また、同業他社との差別化をするのにも必要なことです。
ここまでのアンケート調査を見てきて分かったのは、Googleマイビジネスにだけ頼っているとまだまだ地域にいる見込み客を逃している可能性が高いということ。
次に、集客の全体像からこの問題を考えてみたいと思います。
Googleマイビジネスを導入しても自社サイトが必要な理由② 集客の全体像から考える
集客と言うのは戦略と戦術があります。
戦略とはひとつひとつの集客施策全体を見ながらそれを最適化していくことであり、戦術とはひとつひとつの施策と言えるでしょう。
Googleマイビジネスはこの意味では戦術です。
下記の記事で、「集客の8つのステップ」についてお話をしました。
それをもう一度ここに掲載すると、
① 認知される
② 深く知ってもらう
③ リスクがない行動
④ 初購入
⑤ 感動
⑥ リピート
⑦ ファン化
⑧ クチコミ
となります。
Googleマイビジネスができることは「① 認知される」のところだけです。
(「だけ」とは言っても、ここがそれ以降のステップに進んでもらう為の最も重要な部分であることには変わりありません。知らない会社から何かを買うことはできないからです)
②~⑤、仕組み次第ではそれ以降で中心的な役割を果たすのは自社サイトなのです。
だから、集客の全体像から見た時に「Googleマイビジネスがあればウェブサイトは要らないか?」という質問はナンセンスなのです。
一見さんだけに来てほしいというのであれば別ですが、継続して来てもらいたい、お付き合いをしたい、そしてその方にファンになってもらって、クチコミもしてもらいたい。
そういう場合は、Googleマイビジネスだけでは力不足です。
集客の全体像の中でGoogleマイビジネスは大事な役割を果たしますが、それだけでは足りないというのです。
よって、Googleマイビジネスと自社ウェブサイト、両方とも持つのがベストの結果を引き出すために必要なことなのです。
ウェブサイト作成についてもっと知りたいという方はこちらの記事をお読みください。
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