こんにちは。 鈴木貴之(@shiogamabtc)です。
「ホームページを作成しても集客できない」
「一生懸命更新しているのに、全くお問合せがない」
「毎月何万円もホームページ作成会社に払っているけど、ネットから集客したことは全くない」
こういう場合、多くの場合その理由はたった一つです。
それは、「目的がしっかりとしていない」から。
目的が明確ではないので集客できないのです。
でもこう言うと、「いやいやいや、ちゃんと目的持ってやっていますよ。目的は、【集客】です」という人がいます。
これ、言ってしまうと「集客の為に集客(という行動を)しています!」と言っているようなものです。
これではもちろん集客できません。だって、これって意味不明ですよね?
では、ホームページを制作する際にどういうことを目的にしたら良いでしょうか?
目的とするべきものは、だいたい次の3つに集約されます。
集客目的のホームページを制作する時の目的3つ
目的に応じて、どれくらいホームページの制作に力を入れるべきかが異なります。
難しい順に目的を見ていきましょう。
1)そのホームページから商品・サービスを買ってもらう
これが目的のホームページでは、誰かにあなたが売っているものを欲しいと思ってもらうだけではなく、あなた(会社・お店)を信頼してもらう必要があります。
あなたがホームページ上で約束していることをちゃんとしてくれる。商品・サービスを利用するとそういう効果がある。そう信じてもらえなければ、いくらホームページ上で紹介している商品・サービスを欲しくても人は行動できません。
特に、この場合は『行動』=『買う』=『お金を払う』となるからです。
これは特に、
● 価格が高い場合(単純に高いというより、相対的に競合よりも高い、その人にとって高いなど複数の意味があります)
● 定期的に払う必要がある場合
● 心理的ハードルが高い場合
ホームページ上だけで売るのは難しいでしょう(売れないことはありませんが、高度な専門的技術が必要です)。
2)少額でお試しできる商品・サービスを売る
先ほどの1)はそのままの商品・サービスを買うという形でしたが、こちらは違います。
ここでは、フルバージョンの商品・サービスの『お試し』を申込んでもらうのが目的です。
完全な商品・サービスの価格が高いという場合。先ほども言いましたがホームページ上で売るのは非常に困難を伴います。
顧客への理解やコピーライティングのスキル、競合との競争、市場の動向など複数のものを考慮して作っていかないといけないからです。
だから、1)は読者=見込客にとって行動へのハードルが非常に高いのです。
それに比べて、少額での『お試し』、特にその後にあとくされがない形であれば、欲しいと思えばお試ししてくれます(お試し後に営業をガンガンかける、ということは辞めましょう。もっとスマートな方法があります)。
また多少信頼度が低くても、『お試し』であれば、それが気軽に出せる金額であれば「まずは試してみよう。そうして、その後で決めよう」と思ってもらえます。
そして行動してもらって、良さを知ってもらう。そうした方が、いきなりフルバージョンの商品を売るよりも総合的な売上につながるということはよくあるのです。
3)お店に来てもらったり、無料でお試ししてもらう
そして最後にホームページの目的で簡単なものがこれです。
ただし、無料でお試しするのが良くない場合もあります。無料だからと言って興味がない人が来ることがあるからです。
興味のない人が来ることで損をするような業種の場合は2)の方がホームページの目的を選んだ方が戦略的に正しいでしょう。
しかしながら、無料で提供しても損をすることがない、そこは工夫で何とかなる、そういう場合は2)よりもこの3)の目的の方が達成しやすいことは確かです。
一点注意しないといけないのは、単純にお店に来てみてもらうことだったり無料でのお試しは必ずしも見込客にとって簡単ではないということです。
特に「人と会う」ことが必須の場合、「知らない人と会う」ことが多くの人にとって負担であることを理解しないといけません。
また、わざわざ時間を取って、あなたの会社やお店まで行く。これは人によってはそう簡単ではない場合があります。小さい子供がいる。仕事がある。いろんな理由で時間が取れないと思う人は多いでしょう。
だから、あなたのホームページの目的が3)であったとしても、きちんと欲しい気持ちを育て、そして信頼をしてもらえるように内容を作っていかないと行けません。
ここでは3つご紹介しましたが、実はホームページの目的を考える際にもう一つ注意しなければならないことがあります。
集客目的のホームページ制作の目的を考える際に気を付けること
それは、ホームページはビジネスそのものじゃない、ということです。
これはどういうことかと言うと、『ホームページ = ビジネス』ととらえている人が多く、その為に要らない苦労を集客で負ってしまっていることがあるのです。
もっと具体的に言うと、ホームページはあくまでもあなたの会社・お店の全体的な集客図の一部であり、それひとつが集客のすべてではないということです。
もっと複雑な集客図の中のひとつのパーツにすぎないということです。
それなのに、ホームページだけで売ろうとすると、そのホームページは様々な目的を達成しなければならなくなります。一つの媒体に複数の目的を持たせること、そしてそこから得たい結果を得ようとすることは、かなりのケースで困難です。
集客の仕組みづくりに関してはこちらの記事に詳しく書かれてあります。
上記の記事の中で、私はこのように言いました。
事業とは、集客とは何なのか?
この記事の最後に、私が考える事業の経営というもの、そして集客というものをお伝えしたいと思います。
結論から言うと、「事業とは根本的に顧客・クライアント・患者の心を勝ち得ること」です。
その為に私たちは、下記の9つの項目を現実化していかなければなりません。
1)存在を知ってもらい(認知され)、
2)興味を持ってもらい、
3)信頼を得て、
4)商品・サービスを通して満足してもらい、
5)他にはない良い意味での驚きを与え、
6)一回だけではなく興味を継続して持ち続けてもらい、
7)より良い顧客になってもらい、
8)同時に彼ら・彼女らの人生にとって意味と価値のある存在になり、
9)クチコミをしてもらうこれらの9つの項目ひとつひとつには、それぞれ現実化するノウハウがあります。
あなたは、ホームページを作成する際に(もしくはそれを改善したいと思っている時に)、これらの9つの項目の中のどの部分を達成したいかを考えないといけないというのです。
そうしてこそ、あなたのホームページには価値が生まれ、あなたの会社・お店の集客図という枠の中でそれが大きな力を発揮していくのです。
最後に、質問させてください。
「あなたのホームページの目的は何ですか?」
今回の記事で出てきた集客図。これをもっと理解したいという場合は、下記の電子書籍を参照してください。
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下記の動画では違う角度から同じ内容についてお話しております。
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