マーケティング

コロナウィルスで売上が減っている店主の皆様へ:行政の動きをチャリティーで終わらせるな!

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こんにちは! 鈴木貴之(@shiogamabtc)です。

現在、コロナウィルスの影響で大変な状態になっているお店も多いことと思います。

私自身も経営者です。この問題については胃が痛い思いをしています。

いつもの25%くらい売上が下がっていて、でも固定経費はほぼ変わらないという状態・・・。

しかも、いつ終わるか分からない不安。

中々厳しい状況であることは否めません。

こういう時、行政が動いてくれることもあります。新聞を読んでいると、今回の件では色々な所でいろいろな試みがされていることが分かります。

私が住んでいる塩竈市でも、下記のような対策を打ち出しました。

塩竈市 買い物呼びかけ新聞記事

地元紙河北新報の1記事です(写真右上)。

こうして見ると、「行政もすぐに動いてくれるんだな!」と思うかもしれません。

しかしながら、ロゴ作ったから「買います!」とはならないでしょう。啓蒙にはなっても、「じゃあ地元のお店で買うか」とはならない。

なぜなら、普段そこで買わない理由があるからで、一時的に効果が出るところもあるかもしれませんが、それで買うのって言わばチャリティーです。

ウィルスが終息し、日常に戻った時はまた買わなくなるでしょう。

本当にお店が発展するにはチャリティーじゃなくて、「普段使ってもらう」ことが大事。いかに普段使いしてもらえるかが重要。その為に普段から顧客と絆づくりをしていくことが大事です。

普段から顧客と絆を作っていれば、困った時には助けてくれるし、そもそも継続して買いに来てくれるでしょう。そういう関係を築いておきましょう、ということです。

だから、ここで提案があります。

行政が動いてくれることで、いきなりあなたのお店に顧客がなだれ込んでくる、ということは起きないでしょう。

それでも、それを見た人の何%かは、「そうだな。地元で消費しよう!」と思うかもしれません。

そしてその人たちの数はあなたのお店を継続するのには全然足りないとしても、そうだとしても、その人たちを大事にしてください。

その人たちを見た時に、実際にお店に訪れてもらった時に、大切にしてください。

決して、「なんだよ、これだけかよ。行政も役に立たないな」なんて態度を見せないでください。

普段は来てくれない人が来てくれる。

これってとっても価値のあることです。

だからこそ、来てくれた人に対して絆ができるようなことをしましょう。

「こんな大変な時に来ていただいて、ありがとうございます」

としっかり伝えましょう。

 

考えてみてください。

消費者だって不安なんです。だって、経済が悪くなるってあらゆるメディアが言っています。日経も下がっているし、米国市場だって相当下がっています。

こんな時は消費よりも節約。これは自然な気持ちの流れではないですか?

もし資金繰りが良くない会社に勤めていたら、もしかしたら職場がなくなるかもしれないのですよ?

政府が中小企業に融資する話は多くのメディアで報道されています。

「うちの会社大丈夫かな?」と思っても不思議ではありません。

そういう状況なのに、「このままでは地元のお店がなくなるから買いに行きましょう」と言われても、買いに行けますか?

行くのはとても難しいのではないでしょうか。

だからこそ。今来てくれる人を大切にする。

チャリティー的な気持ちで、「地元で消費をしよう」と言って来てくれた人を大切にして、「ああ、今までは気にしたこともなかったけど、地元にこんなにいいお店があるなら平常に戻っても引き続き来よう」と思うお店作りをしていく。

来てくれた人に話を聞いて、普段は地元で買い物をしているのか、していなければなぜしていないのか。どうすれば良いと思うか。ただ単に接客するだけじゃなくて、深く話をしてみてください。

「普段は来ない人」がお店に来くれる。そういう人は心配してくれているということですから、きっと質問すれば答えてくれるでしょう。

それが生の声になります。その声を聞き、自店を変えていく。そうすれば、きっとまた日常に戻っても、お店に来てくれる人は増えるでしょう。

それが、私からの提案です。

きっとこれから様々な手を行政がうつかもしれません。それでも、十分な数のお客様に来てもらうことは難しいかもしれません。

でも、だからと言って、お店の側で何もしないのは良くないのではないでしょう。

「行政の動きをチャリティーで終わらせるな!」

この困難をお互い乗り切っていきましょう!

 

 

追伸 古い本ですが、顧客との絆づくりに役立つ本です。

 

 

 

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